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障がい者支援施設 ぽすと

障がい者支援施設 ぽすと

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香椎の三号線沿いの七階建てのビル

そんな大通り沿いのビルの最上階にある障がい者支援施設『ぽすと』

知人の紹介でおじゃまさせていただくまで失礼ながら私は存在を知らなかった。

 

今回はそんな障がい者支援施設『ぽすと』にスポットを当ててみたい。

 

彼らの活動は一か月単位で予め決まっている。

 

 

午前・午後の活動時間に計画されていた紙すき、バスソルトづくり、クッキング、農作業などをゆったりとこなし、その合間にコーヒーの時間、休憩、掃除などがはいる。

 

休憩時間は曜日ごとにメンバーを変え、ほぼ毎日、散歩に出かけている。

この散歩時間に『ぽすと』と香椎の町とが深く交わる。

 

 

ある利用者は母親に言づけられる夕飯用の買い物をするために、ある利用者は自動販売機でジュースを買うために、そしてまた、ある利用者は町の人になじむようにと散歩する。

 

私は散歩にご一緒させて頂けることになった。

 

 

楽しそうに歩く利用者の彼に連れられてたどり着いたのはいつも買い物をしているという八百屋さん。

「いらっしゃい。今日は何にするね」

明るい声で迎えられ、彼も安心しきっているように見える。

私たちに“待ってて”というジェスチャーをし、慣れた感じで中に入っていった。

 

買い物をする彼を見守りながら社会福祉士の山川さんがそっと教えてくれた。

「彼は一人で買いに行けるようになったんです。」と

彼は買い物を最初からこんなにさりげなくできていたわけではなく、毎日の積み重ねでできるようになったそうだ。

 

 

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「香椎の町はなんていうか、柔らかいでしょ」

山川さんがゆっくりと言葉を紡ぎだす

 

香椎の皆さんは彼らの存在にも活動にもすぐになじんでくれた。

 

先にも述べた八百屋さんをはじめとしお店の方々はやり方を理解し、サポートしてくれる。

 

町を歩いている人も「こんにちは」と声をかけてくれるようになった。

 

「香椎の町が受け入れてくれているように感じます。」

真っすぐ香椎の町を向き、言ってくれた一言。

 

その一言は香椎の誇りであるように感じた。

そして、私自身もそんな香椎を誇らしく思えた。

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